Indo Trip Part.1 : Vipassana

インドネシアから先日帰国しました。ちなみに、Indonesiaは長いので、現地では略してIndoと使います。

一ヶ月の滞在でもう真っ黒です。

今回のIndo Tripには、サーフィンをしたり、フィルムで写真を撮ったりするのとは別に、自分自身の中で大きい2つのミッションがありました。

1つ目は、約一ヶ月前に OFF TO JAKARTAでも書きましたが、Vipassanaという10日間の瞑想コースに参加すること。今回はそれに関して書きます。

Vipassanaを知ったのは約一年前の6月に、私の友人でもあり、人生のメンター的存在の Rip Zingerに話を聞いたのがきっかけでした。ちょうどその頃は、私がNYから帰国後一年ほど経ったくらいで、プロのダンサーになるのを辞めてから、まだ人生で何をしていいのかわからず、自分とも真っ正面から向き合うことをどこかしら避けていた時期。というのは今になってわかるんですが。笑 ただ、どこかで自分が腑に落ちない、なにかが吹っ切れていないというのは自分でも気づいていて。

そんな時に、Hawaiiのハワイ島でVipassanaに参加したばかりのRipから、

「みゆ、今もやもやしてるのが、スッキリするきっかけになるかもしれないから、今すぐじゃなくてもタイミングが合うときに、一回行ってみるといいよ。人生に一回は必ず行ってみて。」

と言われて。

それが頭の片隅にずっと残っていて、当初は5月から行く予定だったバリを4月に変更し、たまたまVipassanaのサイトでコースのスケジュール見てみたら、なんと自分がバリにいる間に10日間コースがある! もうこれは最高なタイミングで、行くしかないと、速攻ジャカルタ行きのチケットをゲット。

行ったこともないジャカルタからバスとタクシーで2時間南にあるボゴールという町へ行き、不安と、わくわくとが混在した不思議な気持ちだった。10日間だけだ!と思っていた私は、カレンダーで日にちを数えることなくただただ行くことしか頭になくて、実際のところ数えてみるとその瞑想の施設にいたのは12日間。笑 ほぼ2週間じゃんと、後々気づかされて、行くことしか頭にない私のおっちょこちょい加減に自分で笑ってしまった。

 施設まで向かう道の途中

施設まで向かう道の途中

 

この10日間コースに参加すれば人生が劇的に変化するのかな、と期待をしていた部分もあったが、その期待は、いい意味で、最初の数日間に裏切られた。 

コース中は、男女別の部屋、他の参加者との会話やアイコンタクト、肉体的なコンタクトも禁止で、ケータイやノート、ペン、お金、などもコース開始前日に預ける仕組み。本当に、身1つで挑む。

私にとって一番大きかったのは、今まで自分が、自身の経験上や、頭の中でわかっていたことが、実は、それが自然の摂理であって、それはこの地球ができる前からの法則だということが瞑想を通して体験によってわかったこと。すべてのものは、現れては消えていくという普遍の法則。人間が生まれた瞬間から死に向かって進んでいるのと同じで、すべての生き物も、もしくは感情や、流行、楽しさ、悲しみもすべては現れては、いずれは消えるという、ごくごく当たり前だけれども、毎日何かに追われ生活していると、気づきにくい現実。

 

アメリカに住んでいるとき、よく友達に

「Let the Universe do its job」

と言われた。そしていつしか自分もその意味が分かってきて自分自身に言い聞かせることがあった。

この言葉の意味は、「自然の摂理に任せなよ。」みたいな感じで、自分では変えることもどうすることもできないことに、必要以上に怒ったり、むかついたりしているとき、必要以上に期待したり、渇望している人に対して使う。どうにもできないことで、悩んだり怒ったり、期待しても意味ないでしょ。ありのままをありのまま受け入れないと。と、いった感じ。

この瞑想コースで学んだのはまさしくこれだった。

だから、私にとって、このコースに参加して、いきなり何かがおりてきて悟りを得て人生が180度変わるとかではなく、人生の最も重要なことはごく日常的なことであって、なにか特別なものではないということ。自分自身のこと、自分の周りに起きているすべてを、ありのままに直視するきっかけになった10日間であった。そして、過去があっての現在。過去は誰にも変えることはできない。変えることができるのは、現在の行動によって変わる未来だけ。今現在起きている事を過去のせいにしても意味がない。また、今をいい加減に過ごしていては、未来にいい結果やいい生活を期待してもそうなる訳がない。そんなごく当たり前のことを瞑想という手段をとおして、体感し、実感することができた。

10日目に、沈黙が終わり、今まで名前も知らずに一緒に生活していた参加者とやっと話すことができた。国籍は様々。ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スペイン、アメリカ、オーストラリア、カナダそしてインドネシア。日本人は私一人だけだった。 

施設に裏庭があり、そこからボゴールの町を眺めながら夕日をみることのできる絶景スポットがあった。コース中はみんなもちろん無言で、食事以外の唯一のお楽しみのサンセットを眺めていたのだが、10日目のサンセットはもう本当にガヤガヤ。笑 日が沈むのを背にみんなでおしゃべりに夢中だった。夕日の写真はもちろんない。代わりに目と記憶に焼き付けた。

コースを終えてバリに戻る飛行機の中で、そのときに感じたことをひたすらノートに書き留めていた。そもそもいつ、どうやってVipassanaについて知ったのかと、気になってiPhoneのメモを見返してみたら、

6/24/2014 Vipassana

というメモがあった。

ほんの一年前のことだったんだと。Ripに出会っていなければVipassanaのことを聞いていなかったかもしれない、そして、アメリカに住んでいなかったら"Let the Universe do its job."なんて言葉も知らなかったかもしれない、じゃあなんで、アメリカに行くことになったんだっけ? あ、自分がダンスをしたくて行ったんだ。しかも、今回バリには当初の計画で5月に行く予定で、付き合っていた彼と別れて、日程を変えることにした。そんな時、彼を通して出会った友達が、4月にバリでサーフィンの試合があるから来なよ!と誘ってくれた。それがあったからこそ、Vipassanaにも行くことができ、とあれこれ考えていると、すべての出来事にただただ感謝しかなかった。次から次へと、過去の点と点、すべてが繋がって線となった。過去がすべてこの”今”という瞬間に繋がっていることを実感したとき鳥肌がたった。飛行機で涙がボロボロあふれた。

人間はその時の一時的な感情で、良い悪いと物事を勝手に判断している。人生をもっと気楽に生きるには、物事をありのままに判断せず受け入れること。今、この瞬間ここにいることを思うと本当に感謝でいっぱい。

 

It was an unforgettable experience in my life. Thinking back how I ended up being here makes my skin chill. To see things as it is is the foundation of life to live without any misery. You cannot change the past so with that being said, it is all about NOW if you want a better life ahead of you and do not expect better when you are not working on it now. Life is simple. 

At the end of the day it is all LOVE. 

Thank you every one of you I met at this Vipassana course and Thank you Rip for telling me about this. 

 

 最終日 男女が混ざって自由に話せるようになったとき

最終日 男女が混ざって自由に話せるようになったとき

 

Vipassanaは、すべてボランティアで運営されていて、初めての方はコースの参加費用はありません。最終日に募金を募ってその募金のみで運営されています。食事を作ってくれているボランティアや、参加者の面倒を見てくれている人にも、お給料は発生していません。 このブログに書いた事は、あくまで私の体験なので、興味がある方は実際に参加してみることをお勧めします! 日本には、千葉と京都にセンターがあります。 https://www.dhamma.org/ja/index